ダイハツ不正の真因は「技術力不足」、トヨタ出身経営者が見抜けぬ訳

 結論から言えば、ダイハツ工業が不正に手を染めた真因は「技術力不足」にある。それを許したのは管理職の機能不全およびリスクに対する経営陣の機能不全だ。そして、少なくとも34年間、不正を隠蔽し続けても問題にならなかったという現実が、同社の不正行為を正当化した──。これが、専門家への取材を通じて得た、ダイハツ工業の不正問題の「真相」である。
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