マツダ・ロータリーの逆襲、水素や合成燃料も使える“雑食エンジン”だった

 マツダがロータリーエンジン(以下、ロータリー)を復活させた。2023年11月に発売するプラグインハイブリッド車(PHEV)「MX-30 Rotary-EV」の発電機として採用する。「ロータリーには可能性がある」と同社最高技術責任者(CTO)の廣瀬一郎氏は語る。その可能性の1つとして、水素や合成燃料(e-fuel)といった「多様な燃料に対応できる“雑食性”がある。CN(カーボンニュートラル)燃料や水素などに対応したロータリーの展開も想定している」と社長兼CEO(最高経営責任者)の毛籠(もろ)勝弘氏は説明する。レシプロエンジンと比べ燃費が悪いことや排ガス規制に対応しにくいことなどから、2012年、量産終了に追い込まれたロータリー。時代の変化と共に再びその可能性が注目されている。
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