基礎技術の空洞化にどう取り組むか ほか

 日本では2024年に初めて市街地レースのフォーミュラEが開催され、またスーパー耐久では、水素エンジンやカーボンニュートラル燃料などの挑戦がみられる。ただ、近年は自動車文化としてのレースと自動車メーカーの技術開発に乖離(かいり)が生じ、それは同時に自動車のコモディティー化につながっている。自動車に限った話ではないが、文化的な醸成をおろそかにしては、基礎技術の退化はやがて技術の空洞化を生み、産業が荒廃することは歴史が証明している。
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