脱炭素化と無縁ではない日本製鉄のUSスチール買収、米国以外の全規制当局から承認

 鉄鋼業界でいま、大きな関心を集めているのは、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収の行方だ。買収金額は2兆円規模で、日鉄は、グローバルでの事業加速に必要なピースとして米国市場を手中に収めようとしている。2024年11月の米大統領選挙を前に、問題が政治化している点が注目されがちだが、実はこの買収は日鉄の脱炭素化戦略と無縁ではない。
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