真因は「作業手順書の不備」、トヨタ生産指示システム障害の問題点

 なんともお粗末な原因──。2023年8月29日と30日の2日間にわたり、トヨタ自動車の国内工場を稼働停止に追い込んだのは、定期の保守作業における「作業用ディスクの容量不足」だった。海外からのサイバー攻撃を受けたのではないかという臆測まで流れたが、蓋を開けてみれば「大山鳴動して鼠(ねずみ)一匹」といったところだ。
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